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World's Steepest Street
 

※オーストリアの首都ウィーンより届きました世界一周中の小口良平会員からの報告です。(2011年12月30日)

       

私は現在、81,273kmを走り、41ヵ国目オーストリアのウィーンに到着しました。
3年4ヶ月かけて走り抜けたアジアから舞台をヨーロッパに移したのが11月1日。 
トルコのイスタンブールを出た頃には、季節は秋から冬へと変わっていきました。
陽は短くなり、暗く長い冬のヨーロッパを覚悟していました。
しかし今年は異常気象ともいえる程、暖冬で、東欧を走っている限りでは寒さも氷点下5℃以下にはなりませんでした。
トルコ、ギリシャ、ブルガリア、マケドニア、コソボ、アルバニア、モンテネグロ、ボスニア・ヘルツェゴビナ、クロアチア、スロベニアと走っている 間は、一向に雪も降りませんでした。
おかげで秋空の東欧と、シーズンオフのアドリア海を思う存分、堪能することが出来ました。
ヨーロッパ危機が訪れている今、治安を含めて色々と不安もありましたが、私が旅行している限りは問題はありませんでした。
それどころか、コソボのようなところでも私をもてなしてくれ、食事や寝る場所の提供もしてくれました。
 3週間、少し足早に東欧を抜けて、イタリアに入国したのが11月21日。
イタリアでは自転車大国であることを、道行くカッコいいロードマンやサイクルショップで実感することが出来ました。
私にしてくれる声掛けも今までとは違ったものでした。
イタリアは自転車道路もよく整備されていて、老若男女が身近に自転車を楽しんでいました。
 ベニツェアからサン・マリノのあとに北イタリアのミラノに向かいました。
ミラノで夢だったセリエAの観戦もさせてもらい、体力・気力ともに充実しました。
しかしミラノからのルートに迷いました。
いくら暖冬とはいえ、いつ豪雪になってもおかしくない中央ヨーロッパ。
出来れば冬のアルプス越えをしたいという思いはありながら、リスクの高さに悩んでいました。
しかし私の旅のテーマ「プチアドベンチャー」を実行したい。
その思いで、なかば賭けでアルプス越えに挑みました。
標高はゆっくりと、しかし確実に上がっていきました。
寒さこそ-10℃近くになっていましたが、心配していた雪は耐えられないレベルではありませんでした。
標高が1200m越えたところで、残り11kmで900m上がる、いわゆるアルプスの峠に出くわしました。
さーいざゆかん!
が、当然といえば当然なのですが、いくら暖冬とはいえすでに冬季閉鎖がされていました。
警察も警護していました。
仕方なく、いや次回の楽しみとっておくという気持ちでアルプスを後にし、峠の北側には電車で移動しました。
アルプスの北と南では町や家などが違います。
スイスのさらにかわいらしい家々が並びます。
山々の谷を走るように一気に下りました。
1日でスイス、リヒテンシュタイン、オーストリア、ドイツと4ヵ国を通過できたのも、ヨーロッパならではだと思います。
街々はクリスマスの本場らしく、イルミネーションが飾られ、人々の顔にはウキウキワクワクの笑みがこぼれています。
その笑顔が-5℃での走行でも、気力をもたせてくれます。
ただ、そうはいっても冬のヨーロッパでのサイクリングは厳しいです。
走行中にかいた汗が乾く前に冷え固まり、体の熱をぐんぐんと奪っていきます。
休憩中でも体力が回復しません。
その状態でテントに入っても、すぐには体は温まりません。
連日のキャンプで疲労もたまり、特に足はしもやけを通りこして、凍傷になっているのではないかと心配になりました。
しかしそんな時だからこそ、助けてくれる人がいます。
励ましの食料をくれたり、家に泊めてもらえたり、教会の中でも泊まらせてもらえることが出来ました。
冬に走る向こう見ずなサイクリストが一切いなかったので、珍しさよりも憐みもあったかもしれません。
そのたびに元気をもらい、ドイツの深い森を抜けながら、オーストリアに入国し、首都ウィーンに到着しました。
本場のヨーロッパのクリスマスをここウィーンで過ごし、年越しもここで迎えたいと思います。
 年明けからは、東欧のスロバキア、ハンガリー、ルーマニアと走り、トルコに戻って中東に向かいます。
そして来年の春先に再度ヨーロッパに戻り、残るヨーロッパの国々を走ります。
予定では2012年7月以降にアフリカ大陸の走行を考えています
国数はまだまだですが、走行距離は目標の16万kmの半分を越え、期間も予定の7年の半分が過ぎました。
旅の折り返しと言えそうです。
残り3~4年でアフリカ大陸、北中南米大陸を走り抜き、夢の達成をしたいと思います。

 イランでの交通事故と盗難で、相棒の自転車がボロボロとなり、だましだましの付き合いをしています。
ヨーロッパにいる間になんとか対処したいと思います。


小口良平 ブログ:地球一蹴


 雑誌に登場!(トルコ)


 2011/11/6 ブルガリア


 2011年12月1日 イタリア・ミラノ


 2011年12月11日 スイス


 2011年12月15日 ドイツ

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